香南市香我美町で生産される「山北みかん」は、県民に広く知られ、品質、味ともに愛されるブランドです。しかし、みかん生産者はこの20年で約３割ほど減少。また、生産者の半数は６０歳を超え、担い手不足も深刻化しています。耕作放棄地も拡大し、このままでは産地として維持、継続していくことが困難になりつつあります。

　そんな山北みかんの将来を変えていくため、商品開発やブランド化、後継者の育成に取り組むのが、農業法人「山北みらい」です。2019年に設立された同法人は、規格外みかんの加工品販売からスタートし、香南市の地域おこし協力隊を「みかん農家研修生」として受け入れ、後進の育成にも力を入れています。

　山北みらいでは、山北みかんの新しい販路を拡大していくべく、新ブランド「山北の彩（いろ）」を立ち上げます。生産から販売まで一貫して取り扱うことで、味はもちろん、山北の土地や歴史など、その魅力を総合的に発信し、新たなファンの獲得と若い担い手がやりがいを持って働ける環境を作っていくことを目指していきます。

クラウドファンディングでは、「山北の彩」の販促、新たな資材に係る費用を募っています。山北みかんの産地を守り、新たな未来に向けた取り組みに、皆様の温かいご支援をお願いします。

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