金田会長のごあいさつ
会員の皆さまにおかれましては、益々ご活躍のこととお慶び申し上げます。平素は関東高知県人会の活動に格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
このたび、羽方会長の後を受け関東高知県人会の会長を務めることとなりました金田凖でございます。就任に当たりまして、ひとことご挨拶申し上げます。
昨年、大政奉還150周年という節目の年に、当県人会も創立90周年という記念すべき年を迎えることができました。これも偏に、会員の皆さまをはじめ高知県関係者の皆さま、地元企業の皆さまのおかげであると深く感謝いたしております。
本年は当県人会が91年目を踏み出す年であるとともに、明治維新150周年の記念すべき年でもあります。明治新政府では土佐藩から多くの志士が要職に就き新しい日本のために力を注いでまいりました。その故郷の偉人たちの活躍が今日の豊かで開かれた日本の礎を築いたことは土佐人にとって誇りです。作家 司馬遼太郎氏は著書『竜馬と酒と黒潮と』のなかで「土佐の古名を“建依別の国”(たけよりわけのくに)という。古事記に出ているからその成立時代の中央人たちは、はるかな南海のその地方について、剽悍でたけだけしいひとびとの棲む地帯という印象がすでにあったのであろう。この建依別という美称は後世にいたっても土佐人の好むところであり、土佐で書かれてきた郷土史の多くはかならずその冒頭にこの美称に触れている。土佐びいきの筆者もこの美称を好む。」と記しています。土佐人の素早い行動力や意志の強さは昔からのようです。そのDNAを引き継ぐ私たち関東高知県人会も先人に負けぬよう、故郷高知のためにできることを共に力を合わせて取り組む時期にあると私は感じております。
高知県内では減少する人口を食い止め、増加に転じるよう様々な施策が講じられています。また、歴史ある地元企業が後継者不在を理由にやむなく閉業するような状況を打破すべく、事業承継のための産業振興計画も立案されています。こうした故郷の実情に鑑み少しでも力となれるような組織として、新たな一歩を踏み出したいと考えております。会則第3条には「本会は会員の親睦を図り、相互に協力して福利の増進に努めるとともに、あわせて郷土の発展に資することを目的とする」とあります。当県人会には様々な分野において優秀な人材が集っており、これは大きな財産であると感じています。会員の皆さまの英知を結集すれば高知県のために今以上に貢献できるはずです。
これまで以上に積極的な会員間親睦を図り交流を深めるとともに、高知県のために一層寄与できる県人会にできるよう、微力ではございますが関東高知県人会の会長として身を粉にして務める所存です。会員の皆さまにおかれましては、引き続き絶大なるご支援を賜りますことをお願い申し上げまして、就任の挨拶とさせていただきます。
平成30年4月吉日 関東高知県人会 会長 金田凖
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