創業から92年、桂浜のすぐそばで、出身者なら誰もが一度は訪れたことがある「桂浜水族館」が、倒壊の危機になるカワウソ飼育エリアの改修費用をクラウドファンディングで募っています。

目の前が太平洋、潮風で腐食や消耗が進みやすい立地に加え、飼育するコツメカワウソは、手先が器用でいたずらも大好き。設備を剥がす、削るなどの影響も加わり、想定以上のスピードで劣化が進行します。これまでも寄付金で再々の補修を重ねてきましたが、だましだましでまかなってきた設備は限界を超えており、現在はいつ倒壊してもおかしくない状況で営業をしています。

館で飼育するコツメカワウソは、その風貌やしぐさの愛らしさから世界的なペット需要による乱獲が進んでいます。しかし、実際はペットに不向きな動物で、不遇な扱いや輸送のストレスで個体数が減少、絶滅の危機に瀕しています。二ホンカワウソの映像が日本で最後に記録された高知県の水族館だからこそ、カワウソが抱える問題を正しく伝え、飼いたいではなく、会いに行ける場所として理解されることを願っています。

クラウドファンディングでは、カワウソ舎の改修費用への支援を呼び掛けるとともに、改修用資材には、地元で建築業を営む和建設と仁淀川町役場が提携して保全に取り組む「協働の森」の間伐材を使用、県産材の活用と地域連携も同時に目指しています。支援者への返礼品（リターン）には限定グッズや体験も用意されており、とても魅力的です。ぜひご支援ください。

高知新聞の記事はこちらから

https://www.kochinews.co.jp/article/detail/694506

プロジェクトの詳細はこちらから

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【クラウドファンディングEINEE高知】　

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