災害は忘れた頃にやってくると、子供の頃からよく聞かされてきました。筆者は小学2年の時、宿毛で「南海大地震」に遭遇
しました。冬の明けがたの5時頃大きな揺れとものの壊れる音に真っ暗な部屋で泣き叫んだことを昨日のことのように
覚えています。自然災害はなにも地震だけではありませんが水害や火災のようにある程度の予兆・予知が
あるのに比べて地震はまったく突然の現象ですので恐怖心は言葉で言い表せません。土佐の近世災害
を紐解くことによってある程度の自己防衛ができるのではないかと常々考えています。
高知県人会事務局