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高橋利春様のご遺族の方を探しております

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高橋利春様のご遺族の方を探しております



関東幡多四万十会の会員でいらっしゃる「広井健二」様より下記のような寄稿がありましたので掲載させていただきます。

高知県人会事務局

 さて、関東高知県人会の皆さんにPRしていただきたいHPがあります。
それは「祖父の硫黄島戦闘体験記」です。

 ご存知のように日米の太平洋戦争最大の激戦地であった硫黄島で日本兵は2万人以上が玉砕しましたが約1%の兵が奇跡的に生き残りました。
その中の一人に中村出身の高橋利春さんと言う方がおりました。彼は入隊以来毎日日記をつけており、その中に硫黄島の戦闘シーンの描写もあります。
この日記をお孫さんのご好意でHPで公開して頂いたので私たちはその戦闘の状況を知ることができるようになったのです。まさに第一級の資料です。

私は、このHPを偶然みつけました。
2011年12月NHKで「真珠湾からの帰還」と言うドラマがありました。そのHPの中に高知越知町の名前を見つけ、それを追っていくうちに偶然このHPに行き着いたのです。

 ご存知のように「硫黄島の戦い」はクリントン・イーストウッドの二部作で最近有名になっており、私も興味がありました。もちろんその時は作者名も作者の出身地も知りません。読んでいるうちにどんどん引き込まれていきました。終戦になって、高橋伍長が負傷帰還兵として故郷へ帰るくだりになった時、自分の精神状態がおかしくなっていることがはっきりと自覚できました。なぜか目が潤んでいるのです。「高知へ」という見出しが出てきたからです。最後の「帰る」という見出しの中で中村へ帰る場面がでてきた時です。「ワー」と大声をあげて泣いているいる自分がいました。

感情を抜いた淡々とした語り口に20代のころ読んだ上林暁の「聖ヨハネ病院にて」を思い出し、読後もいつまでも心に残る作品でした。


今でもいろんな事が心に渦巻いています。高橋さんの実家は中村のどこだろう、できればお孫さんに会ってもっとお話を聞きたい等々。
だれか高橋利春さんをご存知の方いませんか?


広井
(kenjihiroi@rk2.so-net.ne.jp)

「祖父の硫黄島戦闘体験記」


 

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